陽動作戦 2015 6 13

 世界の耳目は、「南シナ海」に集まっていますが、
これは、中国の「陽動作戦」かもしれないと思っています。
 実は、日本に非常に近い「済州島」が、
中国の「事実上の領土」になりつつある現状があります。
 これは、日本にとっては、軍事的に非常に脅威になりますので、
私は、時々、「済州島」のことを書いてきましたが、
この問題は、「南シナ海」よりも深刻です。
 万が一、中国が「済州島」に軍事的な拠点を築いてしまったら、
日本に対しては、将棋で言えば、「王手飛車取り」になるかもしれません。
 今のままでは、中国による「済州島」に対する「事実上の占領政策」が続けば、
済州島が中国領であることを前提として、
日本の国防政策を考えざるを得ません。
(注)
 インターネットの辞書である「コトバンク」によれば、
「陽動作戦」とは、敵に対して、
味方の真の作戦企図についての判断を誤らせ、
または困難にさせるような目立った行動を起し、
そちらに敵の注意をひきつけて、
敵の防御体制をくずすことによって、
味方の真の作戦目的の達成を容易にしようとする作戦とあります。
(引用、以上)
 日本が「済州島」から中国人を追い出すこともできず、
中国が、このような作戦を使った場合、
日本は、何もできないまま窮地に追い込まれます。
 このような戦法は、「兵法」にあります。
「済州島占領」が、日本に対して、決定的な打撃を与えます。
 多くの日本人は、「韓国は、何をぼんやりしているのか」と思うでしょうが、
中国人から見れば、今の韓国は、「属国」か「傀儡国家」に見えます。
 もう、私は、5年以上前に、何度も書きましたが、
中国にとって、尖閣諸島問題も靖国問題も、道具に過ぎません。
 こうした問題を大きくすることによって、
韓国や台湾を日本の影響下から引き剥がして、中国の影響下におく。
こうして、韓国や台湾に対する「事実上の占領政策」が完成していく。
これが、中国の長期的な計画であると、5年以上前に何度か書いています。



































































































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